2024/08/05

楽譜の個性

何をするにも自分の仕様を持って臨むことが多いです。
特に音楽は個性の塊のような世界なので表面化しやすいとは思います。

次のライブで使う楽譜を作り始めました。
楽譜制作では、Finale(フィナーレ)という楽譜制作ソフトを使っています。
使用歴は20年ほどです。
メーカーは世界標準とうたっていますが、確かに業界標準のひとつではありそうです。

楽譜にも

自分は電子楽譜の販売もおこなっており、自分独自の体裁があります。
▶販売サイトはこちらです。
基本体裁は共通化しつつ、少しずつ理想に近づけて調整していますので、細かい点で変化がみられるとは思います。

ライブで使う楽譜も販売用の体裁を使いつつ、曲名表示など楽譜本体(五線部分)以外を簡略化しています。

コード表記に表れる個性

和音を示す「コード」の表記方法も、自分がこうしたいというルールに基づいて表記しています。
和音の基本となる三和音を示すアルファベットに、音の追加や調整を示すサフィックスがつく場合が多いです。
他のかたが作った楽譜を見ていても感じますが、サフィックスに個性が出るように思います。

ソフトにデフォルト(初期設定)のサフィックスで自分が使っているのは、数字だけのものだけです。
「C7」の7とか「D6」の6とかですが、フォント設定を変えているので数字だけのものすらそのままでは使っていません。

今まではデフォルトリストの末尾に自分仕様のサフィックスを追加して使っていました。
冒頭で使用歴20年と申しましたが、その20年間でデフォルトの9割以上は使わないことはわかりきっていながらもそのまま。

独自で追加したサフィックスがごちゃついていたので、一旦整理することにしました。


デフォルトは数字以外全消しです。
使うものもジャンル別に並び替えたので、かなりスッキリ使いやすくなりました。

自分のルールは基本だけ決めてあり、それほど多くありません。
たとえばオンコードは、手書きで雑に書くときはスラッシュ(C/Dのように)で書きますが、浄書するときはon(Dの右上にonC)できっちり表記します。
ほかには、テンションの#♭は+-(#9thは「+9」、♭13thは「-13」)などです。
基本的な部分にルールを設定しているので、結果としてコード全体に適用されることになるため全体的に独特な表示になります。

発想記号の表記も独自といえば独自かもしれませんので、それはまた別の機会に。